OmegaLand Educator Enterprise
OmegaLand Educator Enterprise とは、 OmegaLand Educator上で動作する教育用シミュレーターをネットワーク環境を利用して、より簡単に、より使いやすくするために開発された製品です。OmegaLand Educator Enterprise では、システム上で動作する教育用シミュレーターを1台のサーバーで管理することができるため、 Standalone版 のように個別のクライアントパソコンにシミュレーターごとのインストールメディアを挿入してインストールする必要がありません。サーバーに接続できるクライアントパソコンから学習したいシミュレーターを選択すると、OmegaLand Educator のシステムが判断して、初回、もしくは、バージョンアップが必要な時だけ自動でインストールを行います。そのため、インストールやバージョンアップなどのメンテナンス作業が容易になります。
さらに Standalone版 にはない利用者への役(受講者、講師、システム管理者)の割り振り、受講者の学習履歴の管理、合格証の発行、柔軟な教育グループの構成など豊富な機能が装備されています。
OmegaLand Educatorの購入形態 Standalone版 と Enterprise版 によって、様々な違いがあります。
購入形態 | ||
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項目 | [ Standalone ] | [ Enterprise ] |
シミュレーターインストール | 個別のパソコンで実施 | ネットワーク経由で自動実施 |
システム構成 | パソコン1台のみ | 1台から20台の構成が可能 |
サーバーの要否 | 不要 | 必要 |
最大接続パソコン数 | ― | 20台 |
ネットワーク設定の要否 | 不要 | 必要 |
ネットワーク構成 | ― | 独立ネットワーク/組織内ネットワーク接続※1 |
LMS※2接続 | 不可 | 可能 |
同時使用可能人数 | 1人 | 最大20人が同時使用可能 |
利用者の管理 | 不可 | 可能 |
学習の履歴管理 | 不可 | 可能 |
合格証の発行 | 不可 | 可能 |
教育グループ構成※3 | 1台構成 | 1台から複数台の構成が可能 |
※1 ネットワーク構成:独立ネットワークとは、OmegaLand Educator用に独立したネットワーク環境を指します。 組織内ネットワークとは、一般的な社内LAN環境を指します。組織内ネットワークに接続することで、 Windowsドメインの利用が可能です。なお、接続時のセキュリティ設定に関しては、サーバー設置事前サービスのご利用をお勧めします。
※2 LMS:Learning Management System(学習管理システム)
※3 教育グループ構成:教育を実施する際に、一つのシミュレーターを何人で同時に操作するかをグループとして定義することができます。
OmegaLand Educator Enterprise は、次のような利用シーンを想定される方に適しています。
様々な利用シーンに適した教育グループの構成を行えます。
OmegaLand Educator Enterprise に提供される機能とその概要です。
機能名 | 機能概要 | 主な利用シーン |
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利用者管理 | 利用者の登録や役(受講者、講師、システム管理者など)の割り付けができます。 | 講師担当者にシナリオを割り当てられる権限を付与したい。 |
教育グループ定義 | 課単位や研修グループの単位で、利用者をグループに登録できます。さらに、そのグループごとに受講させたいシミュレータを割り付けることができます。 | 製造課Aに利用者を登録を行い、蒸留シミュレータを使った教育を受講させたい。 |
学習履歴 | 受講者が学習した際の操作内容や学習時刻、学習結果とその合否などが記録されます。 | 講師が受講者の学習結果を確認したい場合に、その内容を閲覧したい。 |
評価 | シミュレーターに含まれるシナリオによっては、評価基準が組み込まれており、受講者の操作内容を評価します。 | 受講者が自己学習を行い、その内容を自動で評価した結果を見たい。 |
合格証発行 | 学習が終了した後、評価結果が合格ラインを超えていれば、合格証を発行することができます。 | 学習終了後、受講者が合格点に達していたので合格証を発行したい。 |
レポート生成 | 学習状況やシミュレーター内で使用しているパラメータなどをレポートとして生成することができます。 | 学習結果を受講者と一緒にレビューするためにレポートを出力したい。 |
受講状況モニタリング | 講師役の方が、受講者の受講状況をトレンド画面やイベント画面を使って把握することができます。 | 講師が各受講者の操作内容を目の前のパソコンから確認したい。 |
シミュレーター自動更新 | サーバーに最新版のシミュレーターがアップロードされた状態で、クライアントPCから最新版のシミュレーターを選択すると、自動でダウンロードが行われます。 | サーバーメンテナンスに伴い、シミュレーターが更新されたので、最新版を利用したい。 |
LMS接続 | e-learningで利用しているLMSとSCORMの標準規格に基づき、接続を行えます。 | OmegaLand Educatorで学習した結果の点数をLMSに送信して管理したい。 |
OmegaLand Educator Enterprise 専用にご用意しているサービスです。
サービス名 | サービス内容 |
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OmegaLand Educator サーバー接続設定サービス |
お客様の組織内ネットワークにOmegaLand Educatorを接続するにあたり、お客様に代わり、IT部門の担当者とお打ち合わせを行い、セキュリティの設定やサーバー・クライアント間の通信方法の設定変更など行うサービスです。 |
OmegaLand Educator サーバー設置サービス |
OmegaLand Educatorサーバーを組織内ネットワークに接続するための設置サービスです。保守契約に含まれており、3年に一度、OmegaLand Educatorのバージョンアップや最新シミュレーターの追加を実施します。 |
OmegaLand Educator サーバー設定変更サービス |
社内のネットワーク環境の変更に伴う既存OmegaLand Educatorサーバーの設定変更や、クライアントPCの増設に伴うOmegaLand Educatorサーバーの追加に伴う設定を行います。 |
LMS 接続サービス | 組織内でお使いのLMSに必要なデータを引き渡すためのインターフェースを、SCORM V1.2の標準規格などに基づき開発を行い、LMSと接続します。 |
クライアントPC 設置サービス | OmegaLand Educatorを導入後、新たにクライアントPCを増やしたい場合に、お客様に代わり、追加するPC上でシミュレーターが動作するために必要な設定変更を行い、動作の確認を行います。 |
RAM | 4GB以上 |
ストレージ | 2GB 以上の空き容量 ※インストールするアプリケーションの数や容量によります |
CD-ROMドライブ | インストールに必要 |
キーボード、マウス | 下記OS で使用可能なもの |
クライアントPCのみの追加要件 | |
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モニター | 解像度1280×1024ドット以上 |
グラフィックカード | DirectX 9 相当 の GPU で下記をサポートしていること - WDDM (Windows Driver Display Model) ドライバ - ピクセルシェーダー 2.0 - 32ビット/ピクセル - 128MB グラフィックスメモリ |
音声出力機器 | サウンドボード、スピーカー |
クライアントPC | |
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OS |
Microsoft Windows 11 Pro Microsoft Windows 10 Pro (64bit) Microsoft Windows 10 Enterprise 2019 LTSC (64bit) Microsoft Windows 10 Enterprise 2016 LTSB (64bit) ※ いずれも WOW64環境でのサポートとなります |
ウェブブラウザ |
Microsoft Edge Google Chrome |
ランタイム環境 |
Microsoft .NET Framework 4.7.2 |
サーバーPC | |
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OS |
Microsoft Windows Server 2019 Standard Microsoft Windows Server 2016 Standard |
ランタイム環境 |
Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable (64bit) Microsoft .NET Core 6 |
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