OmegaLand V3.3 情報
OmegaLand V3.3では、主に下記項目を機能強化しています。
V3.2までのOmegaLandは32ビットプログラムとして提供してまいりましたが、V3.3で64ビットネイティブ対応を行いました。64ビットOSの機能に直接アクセスすることで、大規模プロセスの構築が実現し、処理パフォーマンスが向上します。引き続き32ビット版も提供されますので、32ビットOSでご使用、あるいは、互換性が必要な場合は32ビット版の製品をインストールしてください。
シミュレーターを複数台のPCで構成する場合、64ビットOSと32ビットOSの組み合わせが可能です。また、シミュレーションプロジェクト内でモデルプロセスごとに32ビット/64ビットを混在させることも可能となっており、互換性と柔軟性を兼ね備えたシステム構成が実現できます。
動作環境としてMicrosoft Windows 10 Enterprise 2016 LTSBを新たに追加しました。
Hyper-Vを使用した仮想環境下のWindowsServer 2016を動作環境としてサポートします。
※ 仮想環境におけるOmegaLandの実行ではライセンス上の注意点があります。弊社営業部までお問い合わせください。
GRAPHICやインストラクター機能のコンフィギュレーションツールとしてExcel 2019を新たにサポートします。
64ビット版においては、メインUIがVM単体と同様に、モデルプロセスがタブ切り替えで表示されるようになりました。同時に操作性が改善され、例えばトレンド画面がモデル画面に隠されないようになりました。
蒸留塔について、塔頂ガスホルダーの押し出し流れを新たにサポートし、より実際的な組成変化が得られるようになりました。フラッシュドラム/三相分離ドラムについて、基本周期を内部で更に分割して計算の安定化を図れるようになりました。
DCSエミュレーション機能の強化を進め、フェースプレートカスタマイズ範囲を拡大しました。グラフィックツールに含まれるGraphic Setting Manager の機能を強化し、シミュレーター毎にグラフィック関連の設定を簡単に変更できるようになりました。
操作手順評価および、そのバッチ処理機能の新規サポートなど、評価機能が強化されました。
その他多くのバグフィックスや、機能改善が新バージョンに含まれています。
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