OmegaLand アップデート情報
OmegaLand 最新バージョンV3.6(Visual Modeler V3.6 を含みます)の リリース情報です。
OmegaLand V3.6では、主に下記項目を機能強化しています。
V2.xのVM-EQUATRAN ベースの技術を新製品OmegaLand Solverとしてラインナップしました。
標準ユニットライブラリなどは利用できませんが、Visual Modelerの基本機能を利用したモデリングツールです。方程式解法言語EQUATRANにより数式モデルを記述したモデルと、C言語による数値演算モデルが利用可能です。Solverベーシックは、モデリング範囲を限定したシミュレーション、プロセス検討などに適用できます。
ベーシックの機能に加え、グラフィック機能によりシミュレーション状態の表示や操作などが行えます。比較的小規模な訓練シミュレータや教育シミュレータシステムとして活用可能です。
ベーシック、ビューの機能にさらにOPCなどによる制御システムからのデータ収集機能が追加された製品です。オンラインプロセスデータを使用したシミュレーションを行い、運転支援などを行うシステムとして使用可能です。また、ヒストリカルデータ処理機能により、オンラインでの演算で外部PIMSに保存されているヒストリカルデータを用いた処理を行う機能が利用可能です。
Solverオンラインは、運転支援システム(ソフトセンサー、最適運転)などに適用できます。
出力上下限制限、設定上下限制限処理を追加しました。
クランプ状態処理を追加しました。
オーバーライドセレクタ処理を追加しました。
MV値の工業単位化処理を追加しました。
Visual ModelerのPFDに配置しているユニットやコメントをマウス操作で整列することができるようになりました。
ページ遷移や計算値表示等のモデル閲覧や操作レスポンスを高速化しました。
タッチターゲットのラベル背景色の指定、ラベル表示位置の指定を行えるようになりました。また、写真切り替え用の移動ボタンの表示で、従来の上下左右に加えて斜め方向を指定できるようになりました。
パノラマビューのエンジニアリングツールを新規導入し、タッチターゲットや移動用の矢印の配置やサイズを実際のパノラマ写真上で指定できるようになりました。
フェースプレート、詳細ビュー画面をCENTUMの画面により近づけました。
本バージョンで機能が強化されたVisual Modelerの制御ユニットと組み合わせて、MV値の工業単位表示、MVアラーム表示の追加、クランプ状態表示を行うことができるようになりました。
横河電機製オペレーションキーボード(AIP831)を接続し、操作することができるようになりました。
グラフィックファイルをファイル名順に表示する機能と、これまでの表示履歴に基づいて戻ってあるいは進んで表示する機能を追加しました。これにより、現場操作の操作場所を戻るといった表示や、グループ化されたファイルを順次展開することができるようになりました。
グラフィックの定義情報の一部がこれまでシステム定義となっていましたが、これらをすべてプロジェクトデータベースに集約し、シミュレーター単位で管理できるようになりました。
タグ検索条件の緩和、配列変数の割当て等、編集作業の改善を行いました。
操作記録をレコードファイルとして保存することができるようになりました。これまでは操作記録はシミュレーターを起動している間だけ有効でしたが、この機能によりシミュレーターを再起動した場合でもレコードファイルを読み込むことで過去の操作記録を再現できるようになりました。
操作手順評価の設定をITFの定義からエクスポートして、Excelを活用した操作手順評価エンジニアリングツールで編集できるようになりました。
インストラクターがリモート接続時に表示可能な状態に制限がありましたが、このうち異常状態、逸脱状態が表示できるようになりました。
その他多くのバグフィックスや、機能改善が新バージョンに含まれています。
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