サポート

OmegaLand V3.5 情報

OmegaLand V3.5 の 機能強化

OmegaLand V3.5では、主に下記項目を機能強化しています。

Enterprise機能

新製品 OmegaLand Trainer Enterprise の提供を開始しました。
クライアントサーバ構成のEnterprise機能により、柔軟なシステム構成や、ソフトウェア・アプリケーション管理、訓練管理などの機能が提供されます。

Visual Modeler
逆流対応

蒸留塔ユニットや分縮器ユニットなどで、水シールの気密漏れなどが表現できるようになりました。
また従来必要とされていた逆流用迂回ラインの設定が不要になりました。

ポンプ効率の導入

遠心式ポンプにポンプ効率を導入し、流体に対する有効仕事を正しく表現できるようになり、微小流量における非現実的な温度上昇の問題も解決されました。

相率和のアンバランス継続を解消

熱交換器の気液の相率和が異常となる根本原因を除去し、物理的に正しい表現となりました。

最小液レベル

ディフォルト値を非ゼロとすることで液ホールドアップを持つユニットの扱いが直感的かつ安全になりました。

再初期化時のホールドアップ組成指定の簡易化

ホールドアップ組成のパラメーターを追加することで、再初期化条件としてのホールドアップ組成の指定が直感的かつ容易になりました。

水分離計算

液液平衡の水分離計算法に「水成分の気液平衡計算法」を追加しました。水の物性について調整の自由度を増やし、現象と合わせ易くなりました。

フラッシュ計算速度の向上

汎用フラッシュ計算に、水分離計算速度を向上させた計算法が追加され、混相ストリーム計算が速くなりました。

フラッシュ計算の互換性対応

汎用フラッシュ計算の計算法のバージョン管理を導入しました。「物性」定義画面で物性バージョンを選択できます。

グラフィック機能
Runtimeの多言語対応

既存の日本語、英語に加え、ロシア語、中国語、韓国語、フランス語に対応しました。
GRAPHIC画面のタグコメント、アラームメッセージ、アナンシエータ、オペガイドが対象です。

Runtimeバナーのフルカスタム化

Runtimeバナーの表示形式を全てカスタマイズできるようにし、画面の上部と下部の2か所に配置可能としました。
現場操作画面や非CENTUM系画面など、ユーザーの使用環境に合わせたHMIを提供できます。

アラームサマリーの強化

アラーム種別を20種に増やしました。
アラームレベルとそれに対応したアラーム音を定義できるようにし、レベル最高のアラーム音を再生するようになりました。
オペガイドを含めた一覧表示が可能となりました。
表示PCごとのグループ化ができるようになり、目的に合わせより柔軟なアラーム管理が可能となりました。

横河電機のDCSエミュレーション強化

フェースプレート、詳細表示をCENTUMの画面により近づけました。
トレンドグループ、詳細表示、コントロールグループの操作感と表示内容をCENTUMにより近づけました。

パノラマビュー機能強化

写真内の表示可能位置(Home)を設定可能にしました。
タッチターゲット領域への文字表示を文字列長に応じて調整可能にしました。

インストラクター機能
画面レイアウト

タブページの表示位置を横スクロール操作から独立化し、画面左のツリー領域の下部のマスタートリガーや編集ボタン領域を常に表示することとし、ITF画面の左右や上下スクロール操作に対してより効率的な操作を可能にしました。

エンジニアリングツール

ITFの機能別の項目配置の確認、設定変数情報の確認と主要な変数の変更や変数毎に実行時に変更可能とするか否かを、EXCELを利用して効率的に行うエンジニアリングツールを利用可能としました。

レポートヘッダー、フッター

ITFが生成するレポートPFDのヘッダー、フッターに会社ログなどのアイコンの組込を可能にしました。

その他

その他多くのバグフィックスや、機能改善が新バージョンに含まれています。